木材の開口や組み立て後の切り欠きで頼れるのが、マキタのマルチツール「 TM52D 」。
丸のこを入れにくい場所へ刃を当てられるので、木工の細かな切断で出番がありますよね♪
でも、いざ探してみると、「STARLOCK MAXの刃しか付かない?」「開口には細い刃と広い刃、どちらが合う?」と迷う方も多いはず。
刃の規格だけで選ぶと、取り付けられても切りたい幅や材料に合わず、作業しにくいことも。
そこでこの記事では、TM52Dに取り付けられる規格と木工用替刃の選び方を整理し、開口・幅広の切断・際切り・硬質材に役割を分けたマキタ純正の4種類を紹介します!
この記事を読めば、手元のTM52Dと切りたい木材に合う1枚を選びやすくなりますよ。
というわけでこの記事は、「マキタTM52Dに合う木材用替刃おすすめ4選!開口・際切りで選ぶ」について書きました。
この記事がおすすめな人
- TM52Dで木材の開口や切り欠きをしたい方
- STARLOCK・PLUS・MAXの適合に迷っている方
- 刃幅と刃長の違いから、最初の1枚を決めたい方
- 木材用と木材・金属用の用途表示を確認したい方
TM52D用木材替刃4種類を先に比較
最初の1枚に迷ったら、木工・石こうボードのポケット切断を用途に掲げるMAM004SKから確認しましょう。
広めの切断にはMAM002BIM、面に沿わせる際切りにはMAM003BIM、硬質フローリングにはMAM001BIMという選び分けです。
| 外観 | 商品名 | 向いている用途 | 選ぶポイント | 購入先 |
|---|---|---|---|---|
| | マキタ MAM004SK | 木材の開口・切り欠き | 32mm幅・80mm刃長の木材用 | |
| | マキタ MAM002BIM | 幅のある木材・樹脂パネル | 52mm幅の木材&金属用 | |
| | マキタ MAM003BIM | 木材の際切り | 100mm幅の深切り用 | |
| | マキタ MAM001BIM | 硬質フローリング・硬質樹脂 | 32mm幅の木材&金属用 |
この表の刃幅・刃長・用途は、マキタの先端工具カタログに合わせています。
「刃長80mmだから厚さ80mmまで一度に切れる」という意味ではないので、実際の切り込みは材料と作業姿勢に合わせて少しずつ進めてください。
TM52Dに合う木材用替刃の選び方
まず取り付け規格を確かめる
TM52Dに取り付けられるのは、STARLOCK・STARLOCK PLUS・STARLOCK MAXの先端工具です。
メーカーの取扱説明書では、OISは取り付け不可と示されています。
- STARLOCK:TM52Dに取り付け可能
- STARLOCK PLUS:TM52Dに取り付け可能
- STARLOCK MAX:TM52Dに取り付け可能
- OIS:TM52Dには取り付け不可
パッケージや販売ページで規格表示が読めない商品は、部品番号まで確認してから選ぶと安心です。
規格全般を先に整理したい方は、マキタのマルチツール替刃の種類と選び方をご覧ください。
小さな開口か、幅のある切断かで刃幅を選ぶ
四角い開口の角へ刃を入れたいなら、32mm幅のMAM004SKやMAM001BIMが候補。
幅のある場所を切り進めたいなら、52mm幅のMAM002BIMが合います。
- 狭い位置から始める:32mm幅を先に確認
- 広めの木材を切る:52mm幅も比較
- 壁や板の面に沿わせる:際切り用の形状を確認
図は刃幅の考え方を示すイメージです。
刃幅が広いほど必ず速く切れる、という比較試験ではありません。
目的の線へ無理なく刃を当てられる形を選びましょう。
際切りには専用の形状を見る
組み立て後に飛び出した木材の端を整えるなら、際切り用途が明記されたMAM003BIMを確認しましょう。
刃幅100mm・刃長50mmで、開口用の細い刃とは役割が異なります。
- MAM003BIM:木工・PVC管・際切りが公式用途
- MAM004SK:木工・石こうボードのポケット切断が公式用途
開口を作る手順そのものは、マルチツールで木材を開口・切断する方法を参考にしてください。
切る材料をカタログの用途表示と合わせる
同じ木材向けでも、メーカーが示す対象には違いがあります。
MAM004SKは木工・石こうボードのポケット切断、MAM001BIMは硬質フローリング・アルミ・硬質樹脂のポケット切断に対応する表示です。
- 一般的な木工の開口:MAM004SK
- 硬質フローリングや硬質樹脂:MAM001BIM
- 木工とプラスチックパネル:MAM002BIM
釘やビスが埋まっているか分からない木材へ、木材用ブレードをそのまま入れる判断は避け、金属部分の有無と替刃の対応素材を確かめましょう。
ブレード番号と部品番号をセットで照合する
購入ページには似た名前の替刃が並ぶため、MAM004SKならA-71358という具合に、2つの番号を合わせて確認します。
- MAM004SK:A-71358
- MAM002BIM:A-71336
- MAM003BIM:A-71342
- MAM001BIM:A-71320
販売ページの入数やセット内容も購入前に確認してください。
マキタTM52Dに合う木材用替刃おすすめ4選
それでは、開口・幅広の切断・際切り・硬質材に分けて、マキタの純正替刃4種類を紹介していきます。
マキタ カットソー MAM004SK(A-71358)
1つ目のマキタTM52Dの木工作業におすすめな替刃は、マキタの「 カットソー MAM004SK(A-71358) 」です。
「木材の途中に穴を開けたい」という方が、まず用途を確認しやすい1枚ですよ♪
メーカーは木工・石こうボードのポケット切断用と案内しています。
刃幅32mmなので、広い刃が入りにくい開口の端から位置を決めたいときの候補。
筆者もTM52Dで合板や無垢材の開口をします。MAM004SKを選ぶ根拠は、公式カタログにある木工のポケット切断という用途表示です。

替刃そのものの切れ味や寿命は実測比較として扱わず、用途とサイズから選ぶのが適切です。
石こうボードにも使える表示ですが、金属切断はこの刃の用途として示されていません。
「 MAM004SK(A-71358) 」は、TM52Dで木材の開口を始めたい方におすすめな替刃です♪
マキタ カットソー MAM002BIM(A-71336)
2つ目のマキタTM52Dの木工作業におすすめな替刃は、マキタの「 カットソー MAM002BIM(A-71336) 」です。
開口の線が長めで、32mm幅より広い刃を当てたい場所に向く候補。
刃幅52mm・刃長70mmのバイメタル刃で、公式用途は木工・プラスチックパネルなどの切断です。
幅があるぶん、狭い角や隣の部材が近い場所では32mm幅の刃を優先する方が位置を決めやすいこともあります。

「木材&金属用」という分類だけで、埋まった釘やあらゆる金属へ対応すると広げて解釈しないでください。
作業前には、実際に切る素材と公式の用途表示を照合しましょう。
「 MAM002BIM(A-71336) 」は、木材や樹脂パネルを幅のある刃で切りたい方におすすめな替刃です♪
マキタ 深切り用カットソー MAM003BIM(A-71342)
3つ目のマキタTM52Dの木工作業におすすめな替刃は、マキタの「 深切り用カットソー MAM003BIM(A-71342) 」です。
木材の端を周りの面へそろえたいときは、開口用とは違う形の刃が必要ですよね。
MAM003BIMは、木工・PVC管・際切りを公式用途に掲げる深切り用カットソーです。
刃幅100mm・刃長50mmなので、32mm幅の開口用替刃とは刃の当て方が変わります。
図は際切りの刃の当て方を示すイメージで、紹介するMAM003BIMそのものの実機写真ではありません。
狭い四角穴の角から切り始める用途なら、MAM004SKのような細い刃を選ぶ方が目的に合います。
「深切り用」という名称だけで板厚に対する切断能力を決めず、刃を当てる面と周囲の余裕を先に確認しましょう。
「 MAM003BIM(A-71342) 」は、TM52Dで木材の際切りをしたい方におすすめな替刃です♪
マキタ カットソー MAM001BIM(A-71320)
4つ目のマキタTM52Dの木工作業におすすめな替刃は、マキタの「 カットソー MAM001BIM(A-71320) 」です。
硬質フローリングなどにポケット切断を入れるなら、材料表示が合うこちらを確認しましょう。
刃幅32mm・刃長80mmはMAM004SKと同じですが、公式用途と刃の材質は異なります。
MAM001BIMはバイメタル刃で、硬質フローリング・アルミ・硬質樹脂のポケット切断が公式用途。
普通の木工開口を中心に使うなら、木材用として示されるMAM004SKから比較する方が、目的を絞りやすいです。
本体TM52Dのメーカー資料では、MAM001を使ったSPF材の試験条件も示されています。
その試験結果を、筆者の合板やヒノキでの切断時間へ置き換えて紹介することはしません。
「 MAM001BIM(A-71320) 」は、硬質フローリングや硬質樹脂の開口をしたい方におすすめな替刃です♪
筆者のTM52D使用経験から考える、替刃の選び方
筆者はTM52Dで、合板・杉板・ヒノキ材・アカシア材の開口や切り欠きをしてきました。
特に、丸のこでは刃を入れにくい板の途中や、組み立て後に少し調整したい場所で役立っています。
ここで挙げた4種類は実機での使い比べではなく、マキタの適合・用途表示をもとにした候補です。
同じ本体でも、作業の形に合わない替刃では刃を当てにくくなります。
筆者の使用場面から考えると、まず開口か際切りかを決め、その後で材料と刃幅を合わせる順番が実用的です。
TM52D本体の振動や重さなど、実機で感じたことはマキタTM52Dの実機レビューにまとめました。
替刃の交換方法はマキタのマルチツールの使い方と替刃交換手順で確認できます。
マキタTM52Dの木材用替刃おすすめ:まとめ
この記事は「マキタTM52Dに合う木材用替刃おすすめ4選!開口・際切りで選ぶ」について書きました。
TM52DはSTARLOCK・STARLOCK PLUS・STARLOCK MAXに対応しますが、購入時には規格に加え、切る材料と刃の形をそろえることが大切です。
木工の開口ならMAM004SK、広めの切断ならMAM002BIM、際切りならMAM003BIM、硬質フローリングならMAM001BIMを候補にしてください。
型番の末尾とAから始まる部品番号まで確認して、TM52Dでやりたい木工作業に合う替刃を見つけてくださいね♪
参考にしたメーカー情報
- マキタ TM52D取扱説明書:取り付け可能な先端工具の規格
- マキタ マルチツール先端工具カタログ:各替刃の部品番号・刃幅・刃長・材質・用途
- マキタ TM52D発表資料:本体とMAM001を用いた試験条件