木工で板の端や家具の内側へネジを締めるなら、インパクトドライバーの力だけでなく、先端を狙った位置へ入れられるかも大事ですよね。
筆者も18Vのインパクトドライバーを使い分けるなかで、短いヘッドが作業姿勢に与える違いを感じています。
でも、いざ マキタTD173D を選ぼうとすると、「TD157Dより短いと何が変わる?」「多くのモードを使いこなせる?」と迷う方も多いはず。
最大トルクだけで選ぶと、必要な取り回しやバッテリー・充電器の有無を見落としてしまうことも。
そこでこの記事では、筆者所有のTD173Dを実機写真とともに紹介し、ヘッドの取り回し、公式仕様で分かる機能、セット品の選び方を整理します!
この記事を読めば、TD173Dの使い勝手と注意点が分かり、自分の木工作業へ必要な1台か判断できますよ♪
というわけでこの記事は、「マキタTD173Dを実機レビュー!木工で分かった短いヘッドの良さと購入前の注意点」について書きました。
この記事がおすすめな人
- TD173Dの実機写真と使用感を確認したい方
- 木工で狭い場所へネジを締めることがある方
- TD157Dとの違いを購入前に整理したい方
- TD173DZとTD173DRGXの付属品を間違えたくない方
マキタTD173Dを実機レビュー
それでは、筆者が使っているマキタTD173Dを紹介していきます。
今回の主役は、筆者所有の「 充電式インパクトドライバ TD173D 」です。
マキタの18Vバッテリーを使うインパクトドライバーで、公式の最大締付けトルクは180N・m。
ただ、筆者がTD157Dと持ち比べて最初に違いを感じたのは、数字よりもヘッドの短さでした。
板の端や周囲に材料がある場所へビットを向けるときは、本体の長さが姿勢を決める一つの要素ですよ。
TD173Dの使い勝手:木工で感じた良さ
筆者はTD157DとTD173Dの両方を所有し、木工作業で使っています。
TD173Dで確かに感じているのは、短いヘッドのおかげで材料の近くでもビットを合わせる姿勢を作りやすいこと。
短いヘッドで先端の位置を合わせやすい
TD173Dの全長は111mmで、TD157Dの133mmより22mm短い設計です。
この差が役立つのは、ネジの横に別の板が立っていたり、工具を大きく傾けられなかったりする場面。
筆者も両機を使うなかで、TD173Dは材料の近くでビットを合わせる姿勢を作りやすいと感じています♪
もちろん、11cmの本体なら必ず入るという意味ではありません。
購入前には本体寸法だけでなく、使うビットを装着した全体の長さと、手を添える余裕まで考えてくださいね。
たとえば棚の内側でネジを締めるなら、カタログの全長だけを見ても、ビットの先から壁までの距離は分かりません。
締めたいネジの位置を決めたら、工具を正面から向けられるか、手首を動かせるかも見ておきましょう。
TD173Dの短さが生きるのは、そのわずかな余裕が欲しい作業です。
一方、ビット自体が長すぎる場所では、本体だけを短くしても届きやすさは変わりません。
全周リング発光LEDは照らす位置が特徴
TD173Dは先端部に全周リング発光LEDライトを備えています。
ネジを狙う箇所の周囲を照らす構造なので、暗い棚の内側や日陰で作業する方には確認したい機能です。
ただし、筆者が照度を測定したわけではありません。
購入判断では「何ルクス明るいか」という未確認の数字より、手元を照らす機能が必要な作業かどうかで考えましょう。
打撃4段階と作業別モードを選べる
打撃モードは最速・強・中・弱の4段階で、木材・ボルト・テクス用の作業別モードもあります。
長い木ネジを締めるときと、薄い部材のネジを慎重に進めるときでは、最初に選びたい設定が違いますよね。
TD173Dは設定の幅を持てる一方で、モードを切り替えず強い設定のまま小ネジへ使うと締めすぎを防げません。
メーカーの取扱説明書でモードごとの動作を確認し、材料とネジに合わせて試すのが基本です。
木工で初めて使う設定なら、いきなり完成品の目立つ場所へ締めるより、同じ材料の端材で感触を確かめると安心ですよ。
ネジ頭にビットをまっすぐ当て、途中で傾いていないかを見ながら少しずつ進めます。
モードを選べることと、自動で締めすぎを防げることは別。
仕上げの力加減は自分で調整する必要があります。
仕様で見るTD173Dの立ち位置
実機で感じたことと、メーカー公表値は分けて見ましょう。
| 確認する点 | TD173Dの公式仕様 | 木工での判断 |
|---|---|---|
| 電圧 | 直流18V | 手持ちの対応バッテリーを確認 |
| 全長 | 111mm | 狭い場所ではビットを含む長さも確認 |
| 質量 | 1.5kg | BL1860B装着時。頭上作業は重さも考慮 |
| 最大締付けトルク | 180N・m | 高力ボルトを3秒締めた条件の値 |
| 締付け能力 | コーススレッド22~125mm | ネジの種類と材料で実際の負荷は変わる |
| 打撃モード | 最速・強・中・弱 | 小ネジは弱めから試す |
最大トルク180N・mは、高力ボルトM16を3秒締めたときの公表値です。
木ネジで常に180N・mを発揮する、あるいは仕上がりがTD157Dより一律に良くなる、という数字ではありません。
この数字だけで「太い木ネジなら必ず締められる」と決めず、下穴の有無、材料の硬さ、使うネジの条件も合わせて考えてください。
アカシア材のような硬い材料と杉のような軟らかい材料では、同じ設定でもネジの進み方が変わります。
強い機種を選ぶほど、材料に合った下準備と締め止めるタイミングが大切になりますよ。
工具を向ける空間、ネジに合う設定、手持ちの電池を順に確認すると、仕様を実作業へ結びつけやすくなりますよ♪
TD173Dのデメリットと、TD157Dで十分な人
TD173Dのデメリットは、ヘッドが短くても軽量機ではないことと、細かな設定が不要な作業では機能を持て余しやすいこと。
追加機能を使う場面が少なければ、18VのTD157Dも候補です。
本体と電池を合わせた重さを見る
TD173DはBL1860B装着時で1.5kg。
TD157Dは同条件で1.4kgなので、ヘッドは短くても全体の質量が軽いわけではありません。
足元や作業台の上では取り回しを優先できても、頭より高い位置で何度も締めるなら、重さも選ぶ基準に入れてください。
木ネジ中心なら全機能を使うとは限らない
TD157Dでも長い木ネジを扱えるため、広い場所でのネジ締めが中心なら、短いヘッドや作業別モードのために買い替える必要があるか考えたいところ。
筆者のTD157D実機レビューでは、木製小屋やカーポート製作での使い方を詳しく紹介しています。
TD173Dは狭い場所での姿勢、手元照明、設定の幅を重視する方へ向いた選択です♪
買い替えを考えるなら、今使っている工具で困った場面を一つ思い出してみてください。
広い作業台でネジを締めることがほとんどなら、22mm短いヘッドの恩恵は感じにくいかもしれません。
反対に、組み立てが進んだ棚の内側で先端を合わせにくいなら、短い本体を選ぶ理由がはっきりします。
手元照明やモードの種類より、自分の作業で何が足りないかを先に決めると、機能を持て余しにくいですよ。
小ネジにはクラッチがない
インパクトドライバーのTD173Dには、ドリルドライバーのように設定した力で空転するクラッチがありません。
弱モードでも締め続ければ、ネジ頭や薄い材料を傷めることがあります。
家具の小ネジを一定の締め具合で仕上げたいなら、ドリルドライバーとの違いも確認してくださいね。
TD173DZとTD173DRGXの違い
本体の機能を確認したら、最後は買う構成を決めましょう。
| 型番 | 内容 | 向いている人 |
|---|---|---|
| TD173DZ | 本体のみ。バッテリー・充電器・ケースは別売 | 対応するマキタ18V電池と充電器を持つ人 |
| TD173DRGX | BL1860Bが2本、DC18RF、ケースを含むセット | 18V環境をこれからそろえる人 |
同じ「TD173D」の出品でも、末尾の型番が違うと必要な付属品が変わります。
すでに対応電池があるなら本体のみのTD173DZ、電池からそろえるならTD173DRGXを基準にすると選びやすいですよ♪
ただし、18Vと書かれたマキタ製品を電池だけで一律に互換扱いしないでください。
工具とバッテリーの対応型番を、それぞれの製品表示と説明書で確認しましょう。
販売ページでは「本体のみ」「セット」の表示に加え、電池の本数と充電器の型番まで確認してください。
本体価格だけで比較してしまうと、あとから電池と充電器を買い足す必要が出ることもあります。
色やケースの有無も出品によって確認したいところ。
商品写真だけで付属品を判断せず、型番と同梱品の記載を照らし合わせましょう。
マキタの「 TD173D 」は、短いヘッドと細かなモード調整を木工作業へ生かしたい方におすすめな18Vインパクトドライバーです♪
マキタTD173D実機レビュー:まとめ
この記事は「マキタTD173Dを実機レビュー!木工で分かった短いヘッドの良さと購入前の注意点」について書きました。
筆者がTD157Dと持ち比べて感じるTD173Dの良さは、材料の近くでもビットを合わせる姿勢を作りやすい短いヘッドです。
全周リング発光LEDや4段階の打撃モードもありますが、必要かどうかは使う場所とネジで決めるのが近道。
セットの型番まで確認して、自分の木工作業に合う構成を選んでくださいね♪