木材の表面を電動工具で整えるなら、まず迷うのがベルトサンダーとオービタルサンダー。

板の荒れた面を削るのも、仕上げに向けて手触りを整えるのも、サンダーがあると作業を進めやすいですよね♪

でも、いざ探してみると、「幅のある板を磨くならどっち?」とか、「最初の1台は仕上げ用で足りる?」と、選び方に悩む方も多いはず。

疑問の表情をしたドリボー ドリボー
テーブルの天板を整えたいけど、ベルト式と四角いパッドのどちらが合う?

削る量が多い工具を仕上げだけに使うと、板の角まで削りすぎることも。

反対に、小さなパッドで大きな段差を落とそうとすると、磨いても段差がなかなか消えません。

ドリボー ドリボー
まず『面を削りたい』か『表面を仕上げたい』かで分けてみよう!

そこでこの記事では、木工でのベルトサンダーとオービタルサンダーの違いを、作業の順番や替えペーパーの選び方まで含めて紹介します!

筆者は幅のある板材に E-Value EWS-76VLN を、木材の仕上げに マキタ BO4555 を使っています。

この記事を読めば、今の木工作業に必要な1台が選びやすくなりますよ♪

というわけでこの記事は、「ベルトサンダーとオービタルサンダーの違い!木工の荒削り・仕上げにはどっち?」について書きました。

この記事がおすすめな人

  • 木材の荒削りと仕上げで、使うサンダーを決めたい方
  • 広い板材の研磨を楽にしたい方
  • ベルト式と四角いパッドの仕上げ用で迷っている方
  • ペーパーや粉じん対策も含めて、購入前に確認したい方

それでは、ベルトサンダーとオービタルサンダーの違いを紹介していきます。

比較することベルトサンダーオービタルサンダー
研磨面帯状のペーパーが回る四角いパッドが細かく動く
得意な工程荒れた面や段差を削って整える表面の細かな傷を整え、仕上げる
気をつけたいこと同じ場所へ長く当てると削りすぎやすい大きな段差を落とす作業には時間がかかる
今回の実機E-Value EWS-76VLNマキタ BO4555
ペーパー76×533mmのベルトマジック式114×102mm/クランプ式140×114mm

スマホでは表を横にスクロールして比べられます。

どちらも木材に使えますが、まず決めたいのは作業の目的。

「荒れた面を削る」ならベルト式、「整った面を仕上げる」ならオービタル式が候補です。

カタログのベルト速度と回転数は動き方も単位も違うため、数字の大小で削れ方を比較しないようにしましょう。

生成した木工作業場の図解。ベルトサンダーは面を削り、オービタルサンダーは表面を仕上げる役割を示す

広い面にどちらを当てるか迷ったら、最初に板の段差や手触りを確かめてくださいね。

表面の状態が分かれば、必要な工程から始められます。

ベルトサンダーは、削る量が必要な場面へ

切断後の板に段差が残ったときや、幅のある面を削って整えたいときに頼れるのがベルトサンダー。

帯状のペーパーが回り続け、面に当たる部分で木材を削ります。

テーブルの天板に使うなら、一点に止めず、木目の方向と仕上がりを見ながら動かすのが基本です。

ドリボー ドリボー
削り始めは端材で当て方を確かめると安心だよ♪

特に角や端は、面の中央より形が変わりやすい場所。

はじめは端材で当て方を試し、削るたびに板を手で触って確かめましょう。

オービタルサンダーは、表面の仕上げへ

切り分けた板の手触りを整えるときや、塗装前の表面を磨くときは、オービタルサンダーが候補です。

四角いパッドへペーパーを付けて、細かな動きで表面を研磨します。

大きく削って形を変えるより、すでに整った面の細かな傷を仕上げる役割です。

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大きな段差を落とす作業と、最後に磨く作業を分けて考えよう!

広い面に段差が残っているなら、先に段差を整えてから仕上げへ進めましょう。

丸いパッドの機種とも比べたい方は、オービタルサンダーとランダムサンダーの違いで仕上げ方の差を確認できます。

筆者の実機ではどう使い分けている?

筆者が使う2台にも、作業ごとに出番があります。

幅のある板を削るときと、表面を仕上げたいときの使い分けを紹介しますね。

幅のある板材にはE-Value EWS-76VLN

幅のある板材の表面を削りたいとき、筆者が使うのはE-Valueの「 EWS-76VLN 」です。

広い板材を削るなら
E-Value 吸塵&変速ベルトサンダー EWS-76VLN
PICK UP TOOL

E-Value 吸塵&変速ベルトサンダー EWS-76VLN

筆者が幅のある板材の表面研磨に使うベルト式。76×533mmの替えベルトに対応し、ダストバッグで吸塵できます。

広い面の荒れを整える工程に、ベルト式の削り方が合います。

「板の広い面を整えたい」というときに選ぶ、筆者の荒削り用の1台ですよ♪

研磨ベルトは幅76mm、長さ533mmの環状タイプ。

購入時は粒度に加え、この寸法が合う替えベルトを選びましょう。

ベルトを当てる時間が長いと、その部分だけ削れすぎることがあります。

特に天板の端は形を保ちたいので、動かしながらこまめに表面を確かめるのが大切です。

ドリボー ドリボー
天板の端まで一気に削らず、少しずつ仕上がりを確かめよう!
筆者が所有するE-Value EWS-76VLNの実機写真
筆者が幅のある板材の表面研磨に使うEWS-76VLN。

もう一つ、使っていて助かるのがダストバッグへ吸塵できること。

筆者が幅のある板を研磨するときは、粉が舞いにくいと感じています。

作業場の粉じんを減らしたい方にも、吸塵付きはうれしい構成ですね♪

ドリボー ドリボー
バッグ付きでも、換気と保護メガネ、粉じん用マスクを忘れずに!

仕様や定格使用時間、替えベルトの確認点は実機レビューにまとめています。

幅のある板材を削る工程が多いなら、 EWS-76VLN を候補にしてみてくださいね。

木材の仕上げにはマキタ BO4555

表面を仕上げるときに筆者が使っているのは、マキタの防じんミニサンダ「 BO4555 」です。

木材の仕上げに
マキタ 防じんミニサンダ BO4555
PICK UP TOOL

マキタ 防じんミニサンダ BO4555

筆者が木材の表面仕上げに使う四角いパッドのサンダー。マジック式とクランプ式のペーパーに対応し、ダストバッグが付属します。

切り分けた板の手触りを整えたいときに選ぶ、四角いパッドの1台。

筆者は初代を使い込み、現在も同じモデルの2代目で木工の研磨を続けています。

ドリボー ドリボー
同じ型番を買い直すほど、木材の仕上げで出番が多いんだね♪

パッドを板の面へ当て、手触りを確かめながら整えるのが筆者の使い方。

ベルト式で大きく削った後の面や、もともと段差の少ない板の仕上げに役立ちます。

一方、大きな段差を短時間で落としたい作業にはベルト式を選びます。

BO4555には、最後の表面を整える役割を任せると使い分けがはっきりしますよ♪

筆者がマキタBO4555で木材の表面を研磨している実作業写真
筆者がBO4555で木材の表面を研磨しているところ。

パッドは112×102mmの四角い形で、板の面に当てる位置を確かめながら進められます。

BO4555の質量は1.1kgで、板の上で持ち上げて位置を変えながら磨くときも扱いやすい重さです。

EWS-76VLNは3.2kgなので、仕上げで本体を動かす機会が多いなら軽さも選ぶ理由になります。

ドリボー ドリボー
仕上げを中心に使うなら、小さなパッドの動かしやすさも見て選ぼう!

使い込んだ経過は、BO4555の実機レビューで詳しく紹介しています。

木材の仕上げが主な目的なら、マキタの BO4555 が候補になりますよ♪

1台だけ買うなら、どっち?

最初の1台を選ぶなら、板の広さだけでなく「削って形を整えたいか、表面を磨きたいか」を決めましょう。

やりたい作業最初に考えたい道具
板の表面を削り、段差や荒れを整えたいベルトサンダー
カット後の板を磨き、手触りよく仕上げたいオービタルサンダー
小さな部材の角だけ軽く整えたい当て木に巻いた紙やすりも候補
狭い内角や細部へ研磨面を入れたい形状の違うサンダーや手研磨も検討

たとえば、テーブルの天板に段差が残っているなら、ベルト式で面を整える工程が役立ちます。

反対に、板の形は整っていて塗装前の手触りをよくしたいなら、仕上げ用のオービタル式から考えると選びやすいですよ♪

荒れた広い板はベルトサンダー、平らな広い板はオービタルサンダー、小さな角は紙やすりを選ぶ目安の図解

小さな部材の角を少し丸めるだけなら、当て木に巻いた紙やすりも候補。

ドリボー ドリボー
『削りたい』か『磨きたい』かを先に決めると選びやすいよ!

電動工具を買う前に、研磨する面の大きさと作業量も考えてみましょう。

また、狭い内角にはどちらの本体も入りにくいので、そこは手研磨に切り替えると進めやすくなります。

ほかの形も含めて選びたい方には、電動サンダーの種類を比べた記事が役立ちますよ♪

荒削りから仕上げまで、順番に考える

2台を使う場合も、いきなり両方を当てる必要はありません。

まず板に段差や大きな荒れがあるかを確かめます。

削って面を整える工程が必要ならベルト式から始め、残った研磨跡や手触りに合わせて仕上げ用へ切り替えましょう。

生成した木工作業場の図解。段差を削る、ペーパーを替える、オービタルで仕上げる順番を示す

最初から面が整っている板なら、オービタル式から仕上げる進め方もできます。

木材の状態を見て、必要な工程だけ選びましょう♪

ペーパーは形も寸法も違う

替えペーパーを選ぶとき、最初に確かめたいのが形と固定方式。

  • EWS-76VLN:幅76mm・長さ533mmの環状ベルト
  • BO4555:マジック式なら114×102mm、クランプ式なら140×114mmのペーパー

本体を買うときは、替えペーパーも機種に合う形・寸法でそろえておくと、途中で作業を止めずに済みますよ♪

この2台のペーパーは形が違い、兼用できません。

EWS-76VLNの環状ベルト76×533mmと、BO4555のマジック式114×102mm・クランプ式140×114mmの替えペーパーを比べた図解

手元の紙やすりをそのまま使うつもりなら、固定方式も確認しましょう。

ドリボー ドリボー
手元の紙やすりが使えるか、買う前に形と寸法を見ておこう!

BO4555はクランプ式のペーパーも使えるので、長方形のシートを留めて研磨したい方には選択肢が増えます。

一方、EWS-76VLNでは環状の専用ベルトが必要です。

替えベルトを置いておく場所まで考えておくと、次の作業も始めやすいですよ♪

粒度は、数字が小さいほど粗く、大きいほど細かい仕上がりに向かいます。

荒いペーパーの深い傷が残るときは、表面を見ながら段階的に細かい粒度へ替えましょう。

仕上げの途中で傷が目立ったら、無理に細かいペーパーだけで消そうとせず、一段粗い粒度に戻して整えるのも手です。

吸塵付きでも粉じん対策は続ける

今回の2台には、いずれもダストバッグが付いています。

筆者はEWS-76VLNで幅のある板を研磨するとき、吸塵によって粉が舞いにくいと感じていますよ♪

一方で、バッグを付けても粉じんは残ります。

換気をしながら、保護メガネと粉じんに適したマスクを使いましょう。

バッグの中に粉がたまったら、作業を止めて手入れすることも大切です。

粉じん対策を詳しく知りたい方は、サンダー使用時の集じんと換気も参考にどうぞ。

ベルトサンダーとオービタルサンダーの違い:まとめ

この記事は「ベルトサンダーとオービタルサンダーの違い!木工の荒削り・仕上げにはどっち?」について書きました。

幅のある板の荒れや段差を削るならベルト式、形の整った板を磨いて仕上げるならオービタル式が目安です。

筆者の作業場では、EWS-76VLNを幅のある板材の表面研磨に、BO4555を木工の仕上げに使っています。

どちらか1台で迷ったら、いま手元にある材料の表面を見て、「削る工程」と「磨く工程」のどちらが多いかを考えましょう♪

ドリボー ドリボー
材料の状態に合う1台を選べば、研磨の順番も決めやすいよ!

あなたの木工作業に合うサンダーで、板の表面を気持ちよく仕上げてくださいね♪

参考にしたメーカー情報